LF. 理論カリキュラム100 / 第5部 落ちても墜ちない
056
復旧の速さも信頼性である
命題
稼働率は壊れにくさ(MTBF)と直りやすさ(MTTR)の関数であり、後者の方が安く確実に改善できる。
論理展開1 / 5
稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)。

壊れにくくする道と、直りやすくする道の二本がある。

論理展開2 / 5
故障をゼロに近づける努力は逓減するが、復旧手順の整備・予備の事前配置・切替の訓練は投資に比例して効く。
論理展開3 / 5
失敗しない人は存在しない(MTBFは有限)。

存在するのは、復旧が速い人と遅い人である。

論理展開4 / 5
落ち込みから立ち直る手順、資金が詰まったときの調達手段、体調を崩したときの回復プロトコル — これらは失敗回避と同格の、正規の信頼性投資である。
論理展開5 / 5
現代の大規模Webサービスの運用思想が「壊れないこと」より「壊れても数秒で戻ること」に軸足を置くのは、この算術による。
次講
故障は時期によって性質が違う
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第5部 落ちても墜ちない
056 復旧の速さも信頼性である
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