LF. 理論カリキュラム100 / 第5部 落ちても墜ちない
051
冗長性の会計
残りで飛べて初めて予備
命題
収入源は本数ではなく、「一本が止まっても残りで高度を維持できるか」で数える。
素材 FAR Part 25の片発上昇要件、V1、ETOPS。
論理展開1 / 5
旅客機は、離陸中の最も不利な瞬間に1基のエンジンが停止しても、残りだけで上昇できなければ型式証明が下りない。

冗長性とは平時に余剰能力を遊ばせておくことと同義。

論理展開2 / 5
主収入が止まったと仮定する。

残る収入の合計は、遮断順位で下位を切った後の固定支出を上回るか。

論理展開3 / 5
上回るなら冗長系統。

上回らないなら、それは復旧を早める補助部品であり、冗長会計には算入できない。

論理展開4 / 5
ETOPSの教訓: 必要な冗長度は部品の実証された信頼性の関数であり、信頼は主張ではなくデータ(継続年数・変動幅・依存集中度)でのみ証明される。
論理展開5 / 5
「この収入源は安定しているから一本でよい」という判断は、データがある場合にのみ許される。
次講
なぜ一本が危険なのかを数式で
LF.
第5部 落ちても墜ちない
051 冗長性の会計
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