LF. 理論カリキュラム100 / 第5部 落ちても墜ちない
048
フェイルセーフ
壊れ方をデザインする
命題
故障を防ぐのではなく、故障時にシステムが倒れる方向を、事前に安全側へ配線しておく。
論理展開1 / 5
1854年、オーチスは観衆の前でエレベーターの吊り綱を斧で切らせた。

台はわずかに沈んで停止。

綱の張力そのものが安全爪を抑えており、張力の喪失自体が制動の引き金になる構造だった。

論理展開2 / 5
ウェスティングハウスの鉄道空気ブレーキも同じ文法。

圧力がブレーキを「緩めて」おり、配管破断などいかなる異常でも圧力喪失=全車制動になる。

論理展開3 / 5
フェイルセーフの第一の作業は装置作りではなく、「故障したとき何を諦め、何を守るか」という価値の序列の事前決定である。
論理展開4 / 5
事業への写像: 自分が止まったとき、各契約・支出・守るべきものはどちら側に倒れるか、を点検する。
論理展開5 / 5
無行動が危険側へ流れる配線(自分が手を動かさないと守りが失効する構造)を、無行動で安全側に落ちる配線へ差し替える。
接続
計画的に壊す部品という発想
LF.
第5部 落ちても墜ちない
048 フェイルセーフ
MOLVACK