LF. 理論カリキュラム100 / 第5部 落ちても墜ちない
046
ポカヨケ
失敗は構造に帰属させる
命題
ミスを人格に帰属させる限り、対策は精神論にしかならない。
論理展開1 / 5
トヨタ生産方式の新郷重夫は、うっかりミスを物理的に不可能にする仕掛けを「バカヨケ」と呼んでいたが、その言葉に傷ついた作業者を機に「ポカヨケ」へ改名した。
論理展開2 / 5
ポカとは、囲碁将棋の名手がふと打つ悪手。

つまり対象は「能力の低い特定の人」ではなく「全人類共通の認知特性」である。

論理展開3 / 5
失敗を「自分がバカだから」と人格に帰属させると、対策は「もっと頑張る」— 信頼性の低い部品への依存強化にしかならない。
論理展開4 / 5
「対策のない工程で、人類共通のポカが発現しただけ」と構造に帰属させて初めて、仕掛けによる対策が設計可能になる。
論理展開5 / 5
よって失敗分析のフォーマットから、人格の欄を消す。
接続
仕掛けには強度の序列がある
LF.
第5部 落ちても墜ちない
046 ポカヨケ
MOLVACK