LF. 理論カリキュラム100 / 第4部 会計と逆算
042
撤退の設計
V1を地上で計算する
命題
撤退基準は開始前にしか作れない。渦中の自分は、判断部品としてもう使えない。
論理展開1 / 5
旅客機は離陸滑走の前に、V1(離陸決心速度: この速度までなら中止、超えたら継続)を計算し終えている。

故障は起きてから考えるものではなく、起きた場合の全分岐を先に決めておくもの。

論理展開2 / 5
サンクコスト効果と確証バイアスは、渦中の撤退判断を仕様レベルで歪める。
論理展開3 / 5
よって基準は三点セットで開始前に文書化する。

監視する数字(一つ)・期限・水準。

例: 90日以内に有料10件未達なら撤退。

論理展開4 / 5
基準どおりの撤退は失敗ではなく、計画の正常な作動である。

失敗とは、基準を割ってからの継続を言う。

論理展開5 / 5
対になる継続基準も併記する。

閾値の手前で雑音に怯んで手を緩めることも、基準なき運転である。

撤退基準は臆病の道具ではなく、閾値までの全力の根拠。

接続
第5部へ。「落ちる前提」で設計するという思想の全体へ。
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第4部 会計と逆算
042 撤退の設計
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